音楽にまつわるあれこれ


by august_moon
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映画「未知との遭遇」に登場したシンセサイザー

c0026024_14352048.jpg昨年2004年はヤマハ・シンセサイザーの生誕30周年だったので、その歴史について勉強していたら、ちょっと興味を惹かれたモデルがあったので、それを紹介しようと思う。色々と調べてみると、このシンセサイザーには色々と興味を惹かれる話が付いて回っている。

この「SY-1」(1974年発売)は、ヤマハのシンセサイザーの原点であったモデル。性能を簡単に説明すると、プリセット音色は、トランペットやクラリネット等、オーケストラ楽器系を中心に14×2音色あって、フィルターやエンベロープ等をスライダーでコントロールできて、当時としては画期的だったイニシャル・タッチとアフター・タッチにも対応していた。


こんな古い楽器、もう実際にお目にかかることは無いかと思いきや、実はまだ見れるところがある。それも意外や意外、映画の中でのシーンなのだ。


スティーブン・スピルバーグ監督が1977年に製作した、人類が初めて宇宙人と接触することを描いたSF映画、「未知との遭遇」のクライマックス・シーンに、この「SY-1」が登場する。(研究所の片隅で、研究員が操作しているシーンにも登場しているという話もあるらしい)。


映画のクライマックス・シーンで、人類とUFO(宇宙人)との交信に、『「音楽」が使われていた』ということにまず自分は感動を覚えた。音楽というものが、宇宙的スケールでみても重要なコミュニケーションの手段となることを、監督は教えてくれたのだ。

そして、実際に映画を見た人ならば、その交信の際に使われた(演奏された)メロディーが、印象に残っているはずだと思う。キーがCだとすると、「レミドドソ♪」(D4 E4 C4 C3 G3 ←キーボードをやっている人ならこの方が分かるかも?)。


ここからは少し音楽的分析になってしまうのだけれど、この「5つの音」も実は大きな意味を持っている。キーボードの鍵盤は白鍵が「ド」から「シ」まで7つあるが、宇宙人との交信に用いられたメロディーは、5つの音(実際は「ド」がダブっているので4音だが、細かい話は割愛)で構成されている。この5つの音は、「5音音階(Pentatonic Scale)」と呼ばれていて、さらに「世界各地の伝統的な音階は5音音階である場合が多い」という事実がある。

ということは、この実にシンプルな5音のメロディーはまさに地球上の民族を代表する、「地球人の言葉」として、宇宙人との交信を試みたという解釈が出来るのではないかと思うのだ。


今回は単にシンセサイザー紹介しようと思ったら、思いもよらず話が逸れてしまった。
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by august_moon | 2005-04-11 14:42 | 楽器