音楽にまつわるあれこれ


by august_moon
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自宅の玄関を出た、すぐ外の階段に腰掛けて、空を見上げていた。いつもなら慌ただしく駆け下りて行く階段なのだけれども、中学生の頃は、そこが一つの憩いの場所だった。

休日の午後になると、ラジオを持って外に出て、ラジオから流れてくる様々な洋楽を聴いていた。時には本を読みながら、もしくは道路に下りて、自分の愛車であった自転車のブリジストン・ロードマン・コルモの手入れをしながら。


好きだったラジオのチャンネルも覚えている。文化放送(1134KHz)、そして好きだった番組は、Casey Kasemがパーソナリティーを務めていた、"American Top 20"という番組。

当時はまだ大型CD店も今ほど無かったし、そもそもCD自体がまだそれほど普及していなかった。今で言うレンタルCDも当時はアナログ・レコードのレンタルだった頃。

当時好んで観ていた音楽番組といえば、小林克也の「ベストヒットUSA」、そして深夜の「MTV」。


あの頃はレコード一枚買うのに、3ヶ月ぐらいお小遣いを貯めないと買えなかった。そしてある日、自分が意を決してレコード店にレコードを買い求めに行ったのは、CHICAGOの、"HARD HABIT TO BREAK"(邦題:忘れ得ぬ君に)をラジオで聴いてからだった。


小さな町のレコード店の店長さんは、英語の曲名は分からなかったようだけれど、「今ラジオで流れているシカゴというグループのハード・ハビット・トゥ・ブレイクのレコードありますか?」と尋ねて、ようやく手にしたのが、「CHICAGO 17」というアルバム。

そしてこの一枚が、ピーター・セテラと、デビッド・フォスターとの初めての出会いとなった、自分にとっては非常に思い出深いアルバムとなったのだった。

Chicago 17
Chicago



1) STAY THE NIGHT
2) WE CAN STOP THE HURTIN'
3) HARD HABIT TO BREAK
4) ONLY YOU
5) REMEMBER THE FEELING
6) ALONG COMES A WOMAN
7) YOU'RE THE INSPIRATION
8) PLEASE HOLD ON
9) PRIMA DONNA
10) ONCE IN A LIFETIME

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by august_moon | 2005-04-29 17:27 | エピソード

悲しみがとまらない

c0026024_20514242.jpg子供の頃から音楽に接してきた自分は、結構アニメソングを通じて好きになったアーティストというのが多数存在する。そんな中でも小・中・高・大学とかなり長年に渡って、聴き続けてきたアーティストの一人が杏里。

杏里と言えば、「オリビアを聴きながら」が、カラオケでもよく歌われる、おそらく一番有名な彼女の代表作だと思うけれど、今回取り上げてみたいのは、1983年にリリースされたシングル、「悲しみがとまらない」だ。

実は彼女のベスト盤を持っていながら、比較的最近になって、この楽曲にまつわる裏話を知ったのでネタにしてみる。

この「悲しみがとまらない」という曲を書いたのは、林哲司という人で、この人はこの人で、また自分の好きな作曲家の一人だったから、必然的に「悲しみがとまらない」のメロディー自体を好きになったのだけれども、作詞:康珍化、作曲:林哲司に加えて、トータルなサウンド・プロデュースをしていたのが、ギタリストであり、シンガー・ソングライターである角松敏生だったのだ。

角松敏生のデビューは1981年で、デビュー当初から他アーティストへの楽曲提供も行っていたのだけれども、杏里が1983年に発売した日本TV系アニメーション"CAT'S EYE"の主題歌、「CAT'S EYE」(作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎)で一躍大ブレーク(同年のNHK紅白歌合戦に初出場)した後に、サウンド・プロデュースを依頼されていたのが、彼だった。

杏里が「CAT'S EYE」で大ブレイクしていた後だっただけに、角松敏生は相当プレッシャーを感じていたらしい。そしてプロデュースをする上で、彼が考えたのは、これから旬な作詞家と、作曲家に仕事を依頼しようと思い立ち、林哲司に「モータウン系、フィラデルフィア・ソウル系のサウンドを」と、お願いし、康珍化には「彼氏に友達を紹介したら、奪われてしまったという詞を書いて欲しい」と、依頼して、最終的にアレンジでまとめたのが角松敏生だったというわけ。

杏里本人は、当時としては斬新なメロディーで、歌いこなせるかという不安はあったらしい。それに「悲しみがとまらない」のコンセプト、プロデュースのアイディアを出していたのが、デビュー当時からの知り合いでもあった角松敏生だと知ったのも、つい最近のことで驚いたとのこと。


さて、余談をちょっと書いてしまうと、この曲を歌うと、「♪I can't stop the loneliness こらえ切れず~♪」と、行かずに、"I can't stop! In the name of love~♪"という風に、The SupremesやDiana Rossを真っ先に連想してしまう人は、きっと他にもいるはず…。

発注どおりのいい仕事しましたね…林哲司さん。


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by august_moon | 2005-04-19 21:01 | 邦楽
c0026024_15553980.jpg昨年10月~12月まで全11回で深夜に放送されていた、小田和正初のTVレギュラー番組、「風のようにうたが流れていた」がDVD化されることが決定されたと知って、浮かれている。

発売予定日は5月25日で、DVD4枚組みで価格は14,910円。50ページに及ぶブックレット付きだって。

この番組、元々は全12回の放送予定だったと記憶しているのだけれど、11回で放送が終わっている。確か震災か何かの緊急ニュースのために、カットされた回があった為に、番組編集も変えてしまったのだろう。だけど、今回のこのDVDでは惜しくもオンエアが見送られた楽曲やトークが追加されているとのこと。(それじゃファンとしては、買うしかないじゃない?)

「風のようにうたが流れていた」と題されたこの番組は、小田和正が音楽とともに歩んだ半生を振り返る、トークとライブ演奏の番組だった。小田和正自身が影響を受けた国内外のアーティストの曲を思い出深く語っては、カバー演奏してみたり、オフコース時代やソロになってから書いた楽曲の誕生秘話なども語られた、まさに小田和正の音楽暦が全て分かってしまう、ファンにはたまらない番組だった。

それに彼とつながりのある、財津和夫、鈴木雅之、スターダスト・レビューなどの豪華ゲストも多数出演していた。


小田和正ファンは買うしかないね!
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by august_moon | 2005-04-17 15:57 | 邦楽
c0026024_14352048.jpg昨年2004年はヤマハ・シンセサイザーの生誕30周年だったので、その歴史について勉強していたら、ちょっと興味を惹かれたモデルがあったので、それを紹介しようと思う。色々と調べてみると、このシンセサイザーには色々と興味を惹かれる話が付いて回っている。

この「SY-1」(1974年発売)は、ヤマハのシンセサイザーの原点であったモデル。性能を簡単に説明すると、プリセット音色は、トランペットやクラリネット等、オーケストラ楽器系を中心に14×2音色あって、フィルターやエンベロープ等をスライダーでコントロールできて、当時としては画期的だったイニシャル・タッチとアフター・タッチにも対応していた。


こんな古い楽器、もう実際にお目にかかることは無いかと思いきや、実はまだ見れるところがある。それも意外や意外、映画の中でのシーンなのだ。


スティーブン・スピルバーグ監督が1977年に製作した、人類が初めて宇宙人と接触することを描いたSF映画、「未知との遭遇」のクライマックス・シーンに、この「SY-1」が登場する。(研究所の片隅で、研究員が操作しているシーンにも登場しているという話もあるらしい)。


映画のクライマックス・シーンで、人類とUFO(宇宙人)との交信に、『「音楽」が使われていた』ということにまず自分は感動を覚えた。音楽というものが、宇宙的スケールでみても重要なコミュニケーションの手段となることを、監督は教えてくれたのだ。

そして、実際に映画を見た人ならば、その交信の際に使われた(演奏された)メロディーが、印象に残っているはずだと思う。キーがCだとすると、「レミドドソ♪」(D4 E4 C4 C3 G3 ←キーボードをやっている人ならこの方が分かるかも?)。


ここからは少し音楽的分析になってしまうのだけれど、この「5つの音」も実は大きな意味を持っている。キーボードの鍵盤は白鍵が「ド」から「シ」まで7つあるが、宇宙人との交信に用いられたメロディーは、5つの音(実際は「ド」がダブっているので4音だが、細かい話は割愛)で構成されている。この5つの音は、「5音音階(Pentatonic Scale)」と呼ばれていて、さらに「世界各地の伝統的な音階は5音音階である場合が多い」という事実がある。

ということは、この実にシンプルな5音のメロディーはまさに地球上の民族を代表する、「地球人の言葉」として、宇宙人との交信を試みたという解釈が出来るのではないかと思うのだ。


今回は単にシンセサイザー紹介しようと思ったら、思いもよらず話が逸れてしまった。
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by august_moon | 2005-04-11 14:42 | 楽器

MATT BIANCOじゃなくて?

B3 Master Pieces 2002-2004 (初回生産限定盤)
BON-BON BLANCO

レンタルストアの会員年会費更新手続きをしに行ったついでに旧作のCDが一枚無料というので、お金を出してまで聴きたくはない、(だけれどちょっとだけ聴いてみたい)CDを一枚借りてみた。

2002年7月にデビューしたラテン・パーカッション・ガールズ・グループのBON-BON BLANCOというグループ。スペイン語で、「いけてるじゃじゃ馬」という意味らしいのだけれど、名前を最初聞いた時は、「MATT BIANCO」のパクりか?と思った。

今現在CDを聴きながらこの記事を書いているのだけれど、正直言って、ダビングする価値はなさそう。ただ「バカンスの恋」という曲だけはちょっとかっこいいと思ったのだけれど、やっぱり、MATT BIANCOっぽい、グルーブ感にホーンが絡んで、ラテン・パーカッションが鳴っているだけだから…やっぱり「MATT BIANCO聴こう」って思っちゃうのよね。


まぁ、彼女らは5人組で、年齢は不詳だけれど、ボーカルはどう見ても完璧な日本人なのだけれど、Santos Annaと名乗っていて、あと絶対にレコーディングには参加していないと思われる、マラカス、ティンバレス、コンガ、ボンゴ担当のメンバーが4人。

6枚目のシングル、「BON BOYAGE !」が人気アニメの「ワンピース」のテーマソングとなって知名度が上がって、オリコンチャートでは8位まで行ったんだって。


この記事を書いている自分ですら、あまりネタとして盛り上がらないと感じているので、せめて作編曲担当を調べてみたら、「大島こうすけ」がサウンド・プロデュースを行っていた。彼はビーイング所属なのかな?第一期のWANDSにキーボーディストとして参加していて、「時の扉」を書いた人。B'zのサポート・キーボーディストとしても活動していたらしい。


本日は以上。



と、思ったけれど、CDを聴き終えたので、補足。



失望した…。

やっぱりパーカッションのレコーディングは、外国の方、Juan Carlos Lopez Valdez…。

それにアレンジのいたるところに、モータウン、ディスコの名曲のリフや、フレーズがパクられてるぅぅぅ。

ドリカムの、「うれしい!楽しい!大好き!」をカバーしていて、その上……ボビー・コールドウェルの名曲、"Come To Me"もチープなアレンジで、カバー……。哀愁も何も感じられない…。もう歌わないでーーーーーっ!!!と思っていたら、Miami Sound Machineの"Conga"がレイヴ・ミックスされてるし……。


一週間レンタルもしないで、今からすぐ返却しに行こうかな?
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by august_moon | 2005-04-05 17:16 | 邦楽