音楽にまつわるあれこれ


by august_moon
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AORとは何ぞや?

c0026024_14583578.jpg自分は大学時代にBobby Caldwellが好きだったけれども、邦楽も好きだったので、どっち付かずの選曲で、自称AORバンドとして活動をしていた。

音楽のジャンルの一つである、AOR。でもCDショップに行っても、この表記での陳列コーナーはない。大方の場合、ロックに分類されている。


さて、この音楽のジャンルである、AORは"Adult Oriented Rock"の省略形であり、「大人向けのロック」を意味するが、アメリカでは、同ジャンルは、"Adult Contemporary"という呼称で呼ばれている。

そもそもAORとは、Pink FloydやYESなどの、シングルではなく、「アルバム」を重視した作品群を意味するジャンルを"Album Oriented Rock"と呼んでいた。

そして、その聴き心地良く、爽やかなサウンドだったため、音楽の解釈が様変わりし、"Adult Oriented Rock"として、日本に定着するようになった。

だから、そのサウンドを表現する言葉としては、「爽やか」、「お洒落」、「洗練された」、「大人向き」は洋楽、邦楽を問わず、AORとして分類されているようだ。


しかし、先日、邦楽のAORコンピレーションCDのパッケージを見ていて、その収録曲が、どう考えてもAORではなく、単なるポップスだろう?と思ったので、今回の考察をしてみた訳だ。

日本のアーティストで、AORに呼ぶに相応しいアーティストでも、邦楽では、「シティ・ポップス」と呼ぶべきだと、思うこともある。

それに大体CDのジャケットとしては、「海・青空・夜景」を用いた物が多いと思う。


洋楽のAORアーティストの代表格と言えば;
・Boz Scaggs
・Bobby Caldwell
・Jino Vanelli
・Christopher Cross

(グループ)
・TOTO
・Steely Dan
・Airplay

だろう。

そして仮に、日本人アーティストでAORと呼ぶに相応しいのは;
・寺尾 聡
・山下 達郎

また日本のシティ・ポップスは、(個人的好みで);
・角松 敏生
・杉山清貴&オメガトライブ
・スターダスト・レビュー

では、ないかと思う。


と、言う訳で、AORとシティ・ポップスとは似て非なるものではあるけれども、どちらも、お洒落で、洗練されていて、聴いていて心地よく、爽やかな音楽であると言う結論にたどり着いた訳だ。
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by august_moon | 2005-07-31 13:22 | エピソード

愛・おぼえていますか

c0026024_15564375.jpg
女性キーボーディストで、シンガー・ソング・ライターの飯島真理さん。皆さん覚えていますか?彼女は現在、インディペンデンスで、アメリカはロスアンゼルスを拠点に活動中。今やアメリカと日本に多くの熱烈なファンがいるため、毎年日本のファンにも会いに、ライブツアーに来てくれています。

インディペンデンスで活動しているため、CD作りも、販路拡大にもなかなか苦労していることだと思いますが、この度米国で制作、販売をしていた、過去2作品が日本の大手CDショップで販売されることになりました。一枚はつい最近のベスト盤と最新アルバムです。

日本とアメリカのファンが楽しめるように、アルバムの中に、日本語の歌詞の曲と、英語の歌詞の曲が収録されています。

彼女の歌詞は、常に彼女の「今」が歌われているので、歌詞を聞きながら、彼女がどんなことを考え、どんなことを思い、どんなことを願っているかが分かるので、なかなか面白いです。


一応曲目を:

【Gems】
1. Us
2. No Limit
3. More Than Yesterday
4. "D"
5. Right Now
6. Pizza Man
7. Eternal Summer
8. Sing for Me
9. If You Really Wanna Know
10. I Can't Take It
11. Unspeakable


【WONDERFUL PEOPLE】
1. 3-D
2. Unspoken Love
3. Complete
4. Wonderful People
5. Tuesday
6. River
7. I Can't Hide


飯島真理公式サイト
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by august_moon | 2005-07-27 16:03 | 邦楽
c0026024_1150292.jpgCDデビュー前の森高千里、17歳。清楚なイメージが溢れているが、それもそのはず、彼女の芸能界デビューはシャレのつもりで受けた、記念すべき第1回ポカリスエット・イメージガール・コンテストに12,000人の中から見事グランプリに選ばれたのがきっかけだから。糸井重里と同CMに出演していたのを覚えている人もいるはず。

最近、「GET SMILE~日本青年館ライヴ~」という、1987年のライヴDVDを見続けていたので、急に彼女にスポットを当ててみたくなった。ライヴ映像はやはり時代を感じさせる。Gジャンや革ジャンを着ていたり、サウンド的にもヤマハのDX7がメインだったり、ベースもスラップ奏法だったり・・・。

彼女が歌謡番組で衝撃的なインパクトを与えたのは、南沙織のカバー曲「17才」を歌ったあたりからだろうか?超ミニスカートで美脚を披露していたのもあの頃だったかも?

彼女は4枚目のアルバム「非実力派宣言」でヒットしてから、スターダムにのし上がり、本当に彼女の個性を発揮しだすようになったのはそれからだったと記憶している。

なんと言っても彼女には天才的とも言える言語センスがあって、タイトルだけでもインパクトのある楽曲を多く作詞した。ちょっと思い出すだけでも、「臭いものにはフタをしろ!!」とか、「ハエ男」とか、「私がオバさんになっても」とか、「ロックンロール県庁所在地」とか…。でも一方では、「雨」とか「渡良瀬橋」なんて名曲も残している。

ちなみに彼女はライヴ・ステージでは、キーボード・ソロを弾いたり、エレクトリック・ドラムをかっこよく叩いていたりしているが、彼女は3歳からピアノを習っていて、高校時代にはバンドを組んでドラムを叩いていたとのこと。好きなアーティストは「レベッカ」だったとか。またデビュー前には、「ヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクール」のボーカル科でレッスンを受けていた。

彼女のような独創的な作詞をするアーティストって、最近いないように思える。それがきっと森高千里の強烈なアイデンティティーであって、魅力なのだろう。


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by august_moon | 2005-07-21 11:56 | 邦楽
c0026024_22135469.jpgまぁ、一言で言ってしまうと、「サザンのアルバムを外国人アーティストが英語カバーしたCD」が、この夏に、約10年振りに再販されることが決まった。今回は1991年から1993迄に発売されたCDをデジタル・リマスターして、セット売りする予定となっている。

サザンの曲目が好きな人、または、AOR好きな人には必聴盤かも。ちなみに自分は1991年に発売されたアルバムをダビングしたカセットテープで今、聴きなおしているけれど、結構いい感じ。


詳細はこちら

「All of Mid-Summer Blossoms」
ソニーミュージック MHCL574 4,800円(税込)
2005年7月20日発売
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by august_moon | 2005-07-15 22:23 | 邦楽

歌詞は想い出と重なる…

ほぼ毎月のようにCDを買い続けている自分だけれど、年代、時期によって、音楽のスタイルも変わっていったし、自分の好みの音楽も変わっていった。

1995年というのが自分の中では、一つの節目になったと思っている。それ以降、現在までもCDは買い続けてはいても、それは過去に遡って、名曲・名盤探しをしている場合がほとんど。

さて、1995年がなぜ自分にとって一つの節目となったのかというと、あるアーティストの楽曲、歌詞に出会ったからだ。それはラブソングではなく、失恋ソングであったために、その歌詞を繰り返し聴く度に、あたかもそれが自分の恋した人の最後の言葉を聞いているようで、哀しくはあれど、自分で冷静に現実と向き合おうとしていたのだ。

その楽曲とは、自分が長く聴き続けていた、若き女性ポップ・シンガー、Debbie Gibsonの楽曲、"Didn't Have The Heart"(邦題:愛の終わりに)だ。

THINK WITH YOUR HEART
デビー・ギブソン




I found somebody new
Though you mustn't believe
That means I'm over you
I know that in time
We'll figure it out
You'll read my mind

And though I'll wait for that day
Without making a sound
I don't want to be
The one who's letting you down
I just want you to know
The reason behind the rhyme

Chorus

It's not that
I didn't have the time
Didn't have the love
I didn't have the strength
Not to fall apart
It's not that I don't care
It's just I wouldn't dare
Cause I just don't have the heart

Love is not black and white
You'd believe that it's true
If you saw me tonight
I struggle with what is real
But the logical side
Doesn't stop what I feel

And though you're holding your breath
To be given a sign
Your heart cannot be
Broken in peaces like mine
I just want you to know
The reason the rhyme

Chorus

Loving you was more than I could stand
I was scared my heart was in your hand
But I know now
I figured it out
Beyond a shadow of a doubt
I must let go

Chorus



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by august_moon | 2005-07-13 20:18 | エピソード
c0026024_1541294.jpg長年の念願が叶って、小田和正のライブ・チケットが手に入った。小田和正といえば、元オフコースという伝説的バンドのリーダー。(でも最近の人は、ソロ・アーティストとしては認知していても、オフコースを知らない人がいたりもする…)。

小田和正は自分にとって特別な存在である。彼に憧れて、音楽、そしてキーボードに目覚めたのだから。彼を演奏する姿を生で見れたのは、1989年のオフコース解散ライブ以来だった。


今回は東京・武道館2日間の予定だったのだけれど、どうやら立ち見が出るほど集客したらしい。舞台の斜め後方とか、演奏しているバンドの真後ろ(ステージ上)にまで人で埋め尽くされていた。

自分の好きな日本人アーティストは数人いるけれども、みんな人気が落ち目…。ただ小田和正は違う。年齢は確か56歳。それでも歌う。歌い続ける。そして舞台中を走り回る。

今回のステージレイアウトは、T字型とでも言うのか?ステージの左右に、2階席の高さまで届くようになっていて、2階席の人でも運よく握手できた人もいた。またステージ中央から花道が出来ていて、その先には、「デベソ」と呼ばれる小さなステージが。とにかく右で左で真ん中で楽器を演奏したり、歌ったりと、動員客数が多いためか、ファンサービスも満点だった。

それにしても、アンコールの後半になってきたらもう、ちょっと声がかれ気味になってきて、次の曲では、もう声がアヒルのようになっていた。(そこまでして歌わなくても…)と、本人の体を気遣いたくもなるのだけれど、「声が出るうちは歌います」と、強い意思をもって、練り上げられた小田ワールドを見せてくれた。


さて、今回のツアーの個人的な感想を…と、言ってもネタバレになるので、控え目にするけれど、今回のアルバムは過去数年間のうちに、テレビ・コマーシャルで知っていた曲や、ドラマの主題歌になっていた曲が多かったので、本当に今回初めて披露される曲がもっと多ければ良かったと思った。それにしても、オフコース時代の曲も聴けたのは感激した。でもミラーボールが回転すると、妙に興奮してしまうのは何故か?自分もミラーボール星人の一人なのか?


それと、小田さんと観客の会話のキャッチボールで笑えたのは;

観客:「小田さ~ん!こっち向いてーっ!」
小田さん:「どっちだよ~っ!!!」

という、会話。何せ小田さんの周り360度、観客がいるのだから、分かるわけもないはずだ。


最後に、ライブに行けなかった人に当日のセットリストを…。
また行くかどうかは分からないけれど、先にセットリストを知りたいという人は…


こちらへ
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by august_moon | 2005-07-08 15:18 | 邦楽
c0026024_115559.jpg長年憧れてきた、シンガーソングライターの小田和正の新譜、「そうかな」が発売になって、一ヶ月あまりが過ぎようとしている。CDストアによっては、大々的に宣伝している店舗もあるよう。

まず、CDを聴いた感想はと言えば、個人的にはちょっと首を傾げてしまう内容。もちろん聴き込めば聴き込むほど、よくできたアルバムに感じるのだろうけれど、全11曲中、10曲が何かしらのタイアップ曲なのだ。

前作から約5年も待たされたファンにとっては、待望のアルバムではあるのだろうし、タイアップという形で、テレビ等で既に耳にした楽曲がようやくCD化されて、喜んでいる事だろう。


個人的な感想を言えば、タイアップ曲は好きではないのだ。何故なら、クライアントから「こういう感じの曲でお願いします」という風に、テーマを与えられて、その注文どおりの作品を作るので、小田和正自身の制作意図が感じられないのだ。(でも本人はむしろ、テーマがある方が、作りやすいとのこと)。


さて、今回のアルバムのタイトル、「そうかな」は「相対性理論の彼方」を短く解りやすく縮めたものだ。アルバムのタイトル自体は随分前から決まっていたそうなのだけれど、かた苦しいのが嫌だったらしくて、最後の気持ち、響きが納得して、「そうかな」となったのだと言う。

「相対性の彼方」-人と人、時間の関係、様々な要因に左右されてる相対的な価値観。音楽のヒットや流行はその典型である。いつの時代も、相対的な関係の中で変化してゆく、うたかたのようなのかも知れない。小田和正に言わせれば、「普遍性なんて言葉って、不毛だと思う。目指しはするけれども、そんなものは多分ないのではないな。」

きっと彼は遠い未来、自分の先を見据えて、アルバムに「そうかな」と付けたのだと思う。

人は誰もが限られた時間を生きている。誰も永遠などあり得ないという傍観とその中で、精一杯生き抜こうとするきっぱりとした姿があって…と、60歳にも近い彼が考えているのではないかと思う。


アルバムの内容としては、今回は初めて「二胡」という中国の弦楽器が使われている。素材は何で出来ているかは知らないけれど、泣きのギターならぬ、泣きの二胡という感じがする。(それにしても、コンサートツアーで、使うのだろうか…?)

そして全体としてアルバムを聴いてみると、彼の作品って、シンセサイザーに頼る、ダンス・ミュージックやユーロとは異なって、ホントにシンプルにメロディーがあって、ピアノ、ギター、ベースにドラムがあれば、演奏出来てしまうアルバムとして、制作されていることに気づいた。だからこの作品を聴いても、過去の曲を聴いても、いつの時代に作られたか、全然分からないのだ。つまり逆説的に言えば、彼の書くメロディーや歌詞はどの年齢層や時代にも受け入れられ、音色に頼ってしまったダンス・ミュージックのように、飽きが来ないのだと思った。
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by august_moon | 2005-07-03 12:00 | 邦楽